誰の絵?作者は誰?
アルバムジャケットの絵が気になる…。
作詞家 松本隆さんの
作詞活動50周年を記念してリリースされた
松本隆トリビュートアルバム。
こちらを見つめる女性の瞳が気になる…!
「誰の描いたイラストなの?」
「誰かをモデルに描かれた絵なの?」
あまり多くのことは公開されていません。
気になりましたので調べてみました。
絵の作者は山本有彩さん
松本隆トリビュートアルバムの
素敵なジャケットを描いたアーティストは
山本有彩さんといいます。
松本隆さんご自身の
2020年9月5日のツイッターに
山本有彩さんの絵に一目惚れしたという
お話がありました。
『画家の山本有彩さんの個展に寄って絵を購入しました。ネットで一目惚れしたんですが、初日で抽選予約、完売ということでしたが、なんとかゲットできました。すごい人気ですね。画家ご本人も在廊していて、記念写真を。絵は「行雲流水」というタイトルで、自然体で生きたいという意味です。(松本隆さんのツイッターより)』
松本隆さんの一目惚れから
アルバムジャケットの絵は
山本有彩さんの作品になったようですね!
山本有彩さん プロフィール
山本有彩さんは
アルバムの公式サイトによれば
金沢美術工芸大学出身の日本画家とあります。
石川県在住
2017 金沢美術工芸大学院修士課程 絵画専攻 日本画コース 修了
2015 金沢美術工芸大学 日本画専攻 卒業
https://arisa-yamamoto.com より
『彼女の生まれ育った金沢は雨がよく降る土地で、独特の霧がかかった湿気を含む空気には層があり、粒子のフィルターのようである。』
…と紹介されていますが、
まさにジャケットの絵に漂う雰囲気は
霧がかかったようで、どこか日本的。
澄んだ瞳で、
じっとこちらを見つめてくるけど
どこか上の空にも見える視線…。
素敵な絵ですねえ…!
山本有彩さん 主な経歴
山本有彩さんの活動としましては
第6回トリエンナーレ豊橋
星野眞吾賞展 入選・審査員推奨 や
WONDER SEEDS 2014 入選
KANABIクリエイティブ賞2014 公募展・
コンクール部門 入賞 などの受賞歴を持ち、
個展、グループ展も多数。
人気のアーティストなんですね。
松本隆トリビュートアルバムの
ジャケットの絵については
ご自身のサイトでも
「風街に連れてって!」アートワークとして
紹介されています。
具体的な誰かを描いたのでは無さそうです。
ちなみに、この作品は絹本着彩、
サイズは 333×333mm だそうです。
原画を拝見したいものです(^^。
山本有彩さん 作風
作風は、作品を見ていただくのが一番ですが
以下、公式サイトの説明を紹介しますと…
『透明感溢れる人物像の中に凛とした気品を讃える作風で、多くのコレクターから支持を得ている。明治から昭和にかけて絹に描かれた日本画に強く影響を受け、自身の制作の殆ども絹本彩色(絹に描く日本画)であり、伝統的な素材と技法を継承しつつ、身近な生活の場面や現代のアニメや漫画から抽出したエッセンスも加え制作している。』 とあります。
ご自身のサイトで紹介している
数々のアートワークも
ため息が出るくらい素敵ですよ!
https://arisa-yamamoto.com
「日々向日」
「円窓と思慕」
「慈苑」 など…
それぞれの作品につけられたタイトルも
独特な雰囲気です。
日本語の語感やリズム・古典表現に
気を配りながら考えられているそうです。
まとめ
山本有彩さんの手による
凛としたまなざしの女性によって
グッと印象的なアルバム。
松本隆トリビュートアルバムは
詞の力や優しさにこそ注目したい
生まれ変わった言葉を聴けるアルバムです。
山本有彩さんというアーティストを
知る機会にもなりました!