老舗の寿司職人さんに教えてもらった
「寿司のおいしい食べ方」や
「ちょっと困ったこと」などお伝えします。
あまり聞くことのできない話だと思います。
寿司屋さんで、堂々とふるまえるように
きれいな食べ方についても聞きました!
- 本記事の内容
●おいしく食べる順番は淡泊な味から
●おいしく食べるしょうゆのつけ方
●他のお客様にも迷惑なこと3つ
●とにかく「知ったかぶり」はダメ
寿司屋さんでのマナーについては
知らない方も多いかも…ここで読んでおけば
あとあと役立つこともあると思います。
2分で読めますので、
目を通してみてください!
おいしく食べるための順番
正式な順番はありません
寿司を食べる順番に決まりがあるような
こだわる人の話を耳にしますが
もともと寿司は、お茶請けとして一つか二つ
つまんで食べる手軽なものだったので
特に正式な順番というものは
存在しないそうです。
おすすめの順番はあります
ただし、寿司をおいしく食べるためなら
「淡泊なもの」から食べるのが
おすすめだそうです。
魚には、それぞれに
一番おいしい時期がありますから
淡泊なものから食べると、その“旬”が
わかりやすいそうなんです。
淡泊なもの → 味付けの薄いもの →
味付けの濃いもの → 脂肪分の多いもの
…と食べるのが、おすすめの順番。
おいしく食べるしょうゆのつけ方
手で食べる場合
おしぼりなどで指先をよく拭いてから
親指と中指で寿司の両脇をつかみます。
人差し指は寿司種を押さえる感じで。
次に、寿司種を手のひら側に
のせるような感じで90度くらい返し、
寿司種の方にしょうゆをつけて食べます。
箸で食べる場合
まず寿司を横に倒します。
それから寿司の長辺に
平行に箸を入れるような感じで
寿司の脇をつかみます。そして
寿司種の方にしょうゆをつけて食べます。
いずれの場合も、しょうゆはチョンと
少しだけつけるのがキレイに食べるコツ。
ちょっと困った3つの迷惑
① 香りが強い人
寿司屋に限ったことではありませんが
香水などのとても強い香りには
他のお客様も眉をひそめてしまいます。
つけすぎない、ではなくて
基本的に香りをつけないことが大事です。
② タバコを吸う人
寿司を味わう味覚が変わってしまいますし
タバコのニオイは、吸わない人には
嫌がられるものですからね…。
③ 話に夢中な人
お酒ばかり飲んでいたり、話に夢中になって
せっかくの新鮮な握りたての寿司に
なかなか箸をつけてくれない…。
寿司屋は寿司を食べるところ、
スナックとは違いますよ…と言いたいような
お客さんもごくたまにいるそうです。
知ったかぶりは恥ずかしい
困るのは“通”ぶった人だそうで…
お茶のことを「アガリ」、
しょうゆのことを「ムラサキ」、
しょうがのことを「ガリ」というのでは、
寿司屋とお客様の立場がはっきりしなくなり
仕事がやりづらいそうなんです。
「アガリ」などという
サービスのための専門用語は、できれば
お客様に使ってほしくないそうです。
まとめ
老舗の寿司屋でも回転寿司でも
おいしく食べるためのマナーは同じ。
余裕をもって、どこでも堂々と楽しむために
参考になれば嬉しいです!